定期的にお焚き上げ

終活は自らの最後を見越したお片付けであり、理想としては最後に何も残さないことです。

座して瞑想したまま食を絶ち、大宇宙の真理と一体化する即身仏のようになれば理想なのですが、そのためには欲を絶ち、修行を続けることが必要ですので、俗人に出来る事ではないかもしれません。

しかし私達の身の回りには結構不要な物ばかりであり、中途半端に大事にしているのですから、中々捨て去ると言う思い切ったことが出来ないのです。

そういう場合には、毎月箱1一杯というように決めて定期的にお焚き上げ品を送るようにすれば、年月が経つごとにスッキリしていくのです。

そのような方が結構おられますが、お焚き上げ供養が物を捨てることでは無くて執着を捨てることだと思えば納得いくのです。

物を捨てることも大切な修行です、仏教では僧侶は自分の持ち物を持たないことが基本ですが、物を持てば持つほど欲望が湧いてくるからです。

物に対する欲望を断ってこそ、心を鎮めて物事の真相が見えてくるのです。